全がん協加盟施設の生存率協同調査
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大阪医療センター(2007〜2009年症例)


全体について
総合病院を基盤とするがん診療施設として、「がんセンター」などのがん専門病院で治療できない慢性腎不全や心不全などの重篤な併存症を持つ患者が多く、生存率はがん以外の原因で死亡した場合でも反映されるために、他施設よりも低い数字が出る可能性があります。

胃がん(C16)5年相対生存率
StageIIIのみ、全施設の53%よりやや低値でした。全がん協加盟施設をみますと、ほとんどが「がんセンター」です。当院の胃がん患者の特徴として、進行がん、高齢、そして併存疾患の多い患者が特徴です。高齢で併存疾患の多い進行胃がん(特にstageIII)であるために、全施設平均より低めかと考えられます。
胃がん(C16)5年相対生存率

大腸がん(C18-20)5年相対生存率
各施設のstageIIIの5年生存率は60%から90%以上までの差を認めるが、併存症のある症例を扱わない施設の成績が高い。重症腎不全や心不全などの症例は当然予後が悪く、そういった因子を考慮した成績を示すべきである。各施設の比較データ公開の目的が、社会に正しい診療情報を提供することであるなら誤解を与えないよう十分な配慮が要る。
大腸がん(C18-20)5年相対生存率

肺がん(C33-34)5年相対生存率
外科の手術対象である肺がんのI期、II期は5年生存率90.2%、65.3%と全施設平均より良好な治療成績が得られています。
肺がん(C33-34)5年相対生存率

乳がん(C50)5年相対生存率
経験豊富な乳腺専門医が、精度の高い術前診断(画像・病理)をベースに、薬物療法を中心とした全身療法と、手術及び放射線療法の局所治療とのバランスを考慮し、個々の病態ならびに患者さんの状況や希望を鑑みたうえで、最適な集学的治療を提案しています。ステージの進行とともに生存率の低下は全施設共通の傾向ですが、ステージ2以降の進行がんの生存率の向上を目指し、様々な臨床研究を推進しています。
乳がん(C50)5年相対生存率

子宮頸がん(C53)5年相対生存率
当該期間において、初期症例の割合が少なくI期/IV期比が全施設で最も低くなっていますが、子宮頸がん全進行期の5年生存率は全施設平均と遜色ないものとなっています。
子宮頸がん(C53)5年相対生存率

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