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九州がんセンター(2004〜2007年症例)


全体について
 当院の特徴として、治療前に他臓器のがんの検索も行いますので、複数の臓器で早期のがんと進行がんを持つ患者が存在します。したがって、ある臓器では早期がんの治療成績が正確でない(他の臓器の進行がんの予後のため成績が低下する)可能性があります。

胃がん(C16)5年相対生存率

大腸がん(C18-20)5年相対生存率

肺がん(C33-34)5年相対生存率

乳がん(C50)5年相対生存率

子宮頸がん(C53)5年相対生存率
 I期/IV期が28.2と、このグループでは極端に高くなっています。症例を確認しましたが、IV期の症例が5例とグループ内で最も少ないのが原因です。当科ではIV期の診断は、膀胱鏡、直腸鏡による浸潤の確診例のみをIVA期としていることや、CTによる傍大動脈リンパ節腫大のみでは転移としていないこと、肺転移も単純X線で確診できるもののみをIVB期としていることなども関連していると思われます。少なくとも過剰診断はせずに進行期を決定したのがこの結果です。同時期の日本産科婦人科学会の腫瘍登録において、例年30例以上を登録した26施設のI期/IV期は4-43でした。この値が10を越える施設が10施設ありますので、この中では極端に高い値ではありません。また、当科の近年のこの値は4-15ですので、この期間に特有にIV期症例が少なかったと考えられます。その分、全体の生存率が例年に比して良くなっているのは事実です。

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