全がん協加盟施設の生存率協同調査
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兵庫県立がんセンター(2007〜2009年症例)


全体について
I期〜W期まで特に偏りなく患者が受診しており、内科・外科の連携の下に治療成績も良好と考えられる。
病期判明率、追跡率ともに良好でデータの管理ができている。

胃がん(C16)5年相対生存率
全症例数700名と多く、I/W期=3.49に示されるように患者に偏りがない。病期判明率、追跡率ともに良好な結果で、手術率も高い。
臨床病期Wの治療成績は良好で、化学療法が奏功していると考えられたが、臨床病期Vの治療成績はやや低く、PSが悪いことで十分な集学的治療ができていない症例の影響があると考えられた。
胃がん(C16)5年相対生存率

大腸がん(C18-20)5年相対生存率
全症例数349名と多く、I/W期=1.43で患者は病期に偏りなく分布している。病期判明率、追跡率ともに良好な結果で、手術率も高い。
臨床病期Wの治療成績は良好で、化学療法や手術を組み合わせた集学的治療が奏功していると考えられた。
大腸がん(C18-20)5年相対生存率

肺がん(C33-34)5年相対生存率
都市部の拠点病院に比べると扁平上皮がんや小細胞がんの比率がやや高いなど、背景因子に差異はあるものの、外科治療の主たる対象であるI期、U期の5年生存率は全施設の平均値と比較して良好です。III・IV期のデータとしても良好であると考えます。
肺がん(C33-34)5年相対生存率

乳がん(C50)5年相対生存率
ステージWの5年生存率が極端に悪いが、症例数が少なく、進行の早い症例が多く含まれていた可能性が高い。
乳がん(C50)5年相対生存率

子宮頸がん(C53)5年相対生存率
W期の割合は10.3%(36/349)と高いこと、W期の生存率が15.1%と極端に低いことが、全体の相対生存率を下げている原因であると考える。手術実施率は74.5%と高く、II期症例でも術前化学療法を実施し、積極的に手術を行うことで、相対生存率89.9%と良好な成績を維持できている。
子宮頸がん(C53)5年相対生存率

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